【2024年】ライブ写真を撮るならどのカメラとレンズを選べばいい?おすすめを厳選!

【おすすめ】アイドルの個別撮影会ではRF85mmF1.2とProfotoが最適解!実際に使用したレビュー

カメラ設定・機材選び

※この記事にはプロモーションが含まれています。

当サイトにおけるアイドルカメコの多くはライブフォトを想定していますが、特典会などで1対1の個別撮影会を行うケースもあります。

最近では地下アイドルだけではなく、イコラブ、ノイミー、ニアジョイや48グループのCD応募特典としてのスペシャルイベントにて実施し、個撮と呼ばれ熱狂的なファンの呼び水となっています。

大体がスマホでも一眼でも撮影OKなので、個人の自由ではありますが、やはりせっかくなので推しの綺麗な写真を残したいという人は多いと思います。

筆者がSTU48の推しメン、石田千穂さんの個別撮影会に2回参加した経験から、機材選びからマインド面まで、どう対策していくべきかについて書いていきます。

個別撮影会の撮影環境について(STU48の場合)

STU48のCD応募施策スペシャルイベントである個別撮影会は、以下のような環境でした。

  • 当選者はメンバー1名につき6人
  • 時間は2分30秒
  • 演者との距離は2.5m~3mくらい?
  • 背後にパネルあり
  • 貸し会議室スペースで実施。地明かり+運営の用意した定常光ライト1灯

貸し会議室スペースは、対面お話し会の会場の横にある大会議室のようなところで、そこにパーテーションを立てて撮影ブースを作っていました。

今回は会議室なので天井が低く地明かりもそこまで暗く感じなかったのですが、前提として地明かりのみで人物を撮影しようとすると大体暗いです。

したがってなるべく明るくなるような撮影設定とレンズに加え、ストロボで光らせるなどの工夫があると尚良いです。

カメラとレンズ選びについて

カメラとレンズについては以下の機材で臨みました。

  • Canon EOS R6
  • RF85mm F1.2 L USM DS
  • Profoto A1
  • 簡易ディフューザー

まず、カメラは普段から愛用しているR6です。

今回は個別撮影会で枚数も少ないので、R5などの高画素機を使うというアイデアもありましたが、後のRAW現像における工程の大変さを考えるとR6のままで良いと思いました。

レンズはRF85mm F1.2 L USM DSをレンタルで使用しました。これは極上の写りと絶賛の声が多く、ポートレート撮影でも愛好家の多いレンズと聞いて借りてみました。

また、初めての個撮では70-200mmF2.8のいわゆるズームレンズで臨んだのですが、個撮でコミュニケーション取りながら構図を考えるのが大変だったので、考え事を減らすために単焦点にしました。

ストロボはProfoto A1をレンタルで使用しました。

これは後述しますが、撮影時の考え事を減らすため、ストロボの発光ミスや設定に苦労するのに脳のリソースを割かないようにするのが目的で、TTL(オート)が優れていてリサイクルタイムも爆速と評判のProfotoにしました。

また、カメラに装着して発光させるクリップオンストロボとして使用しました。

これは会場が広島だったため、最小限の荷物にすると装着するのが最も手っ取り早いというのと、やはり筆者のストロボの知識に不安があるのでシンプルにしたいという狙いからです。

ディフューザーについては付属品の簡易なドーム型のものです。ここは機動性重視で特にこだわりませんでした。

個別撮影会の撮影設定について

撮影設定については以下のようにしました。

  • 連写速度:1枚撮影
  • シャッタースピード:1/250
  • ISO:160固定
  • F値:2.8
  • 色温度:オート
  • AF設定:ONE SHOT
  • RAW
  • ストロボ設定:TTL(オート)

連写速度については、普段のライブ撮影なら高速連続撮影+で良いのですが、今回は1枚ずつ確実に捉えるため1枚撮影にしています。

シャッタースピードについては、いくら動きが少ないとはいえ手ブレや被写体ブレを起こさないというのが絶対ですが、あまり早すぎてもストロボとうまく同調しません。

かといって明るさを担保するために遅すぎる(分母が小さすぎる)とブレてしまいます。レンズの明るさとストロボの性能を信じ、1/250にして確実にブレない速度にしました。

ISO感度について、これもストロボの発光を信じて超最低限、ISO160にしました。本当は100でも良いのですが何となくチキりました。

F値について、今回のレンズではF1.2まで解放してしまうと、片目だけや鼻にピントが合ってしまい、失敗する可能性があると考えました。

結果そこそこ距離があったので杞憂だったのですが、ギリギリまで悩んで失敗するリスクを背負うくらいならF2.8~4.0で良いと思います。

自分の場合はレンズの描写力と解像感を信じ、F2.8まで開放しましたが、これで良かったと思います。

色温度は会場が変わったため読めず、とりあえずオートに設定してRAW現像で直すことにしました。

AF設定はONE SHOTにして、止まっている被写体に対しギリギリまでピントを追い込みます。

今回枚数や書き込みに余裕があるので、C-RAWではなくRAWにしました。

ストロボの設定について、これはProfotoのTTL(オート)が非常に優れていると感じたのと、経験に不安があったので、考え事を減らすためにTTLにしています。

個別撮影会で意識したポイント

  • とにかくデカい声を出して元気に
  • とにかくたくさんコミュニケーションをとる
  • とにかく褒めて勢いに任せる
  • シャッターを切るリズムを理解させる

個別撮影会は推しとの1on1の場です。スペシャルな場なので普段の対面お話し会以上に緊張すると思います。

大半の場合、こちらはプロの写真家ではなく、一人のオタクなので、被写体側も不安になるのは仕方ないかもしれません。筆者は不安が伝わらないよう、デカい声と元気さで強引に突破しました。

プロの写真家の仕事を見ていると、とにかくコミュニケーションを取って演者のチカラを引き出す能力に長けていて、それがプロで飯を食っていく秘訣だと思います。

一方、私たちはオタクです。しかし、技術面以外でプロの写真家に勝てる部分があるとしたら、ここのコミュニケーションだと思います。

既に被写体のイベントに通い続け、関係値を築いてきたオタクにとってここが腕の見せ所ではないでしょうか。

とにかく会話や褒めちぎることに重点を置くことが自分にとって最高の写真を撮ることに繋がると考えました。

となると、普段のライブ設定とは違い、機械に頼っていいと思う設定はオートにし、機材も最低限コンパクトにすることで自分と推しの間に流れるノイズを最小限にするよう努めました。

あとはテクニック論的なところで、シャッターを切るリズムを理解させるという点です。

「はい」「はい」など、シャッターを切るたびに声をかけるようにして、一定のリズムを守りつつ、演者側がポーズや表情を作りやすいように心がけました。

現像について意識するポイント

普段のライブフォトとは異なり距離が近いことから、肌のよりきめ細かい部分から、首、腕まで気にすべきポイントが出てきます。

ライブフォト以上に肌のレタッチは丁寧に行うべきです。

Lightroomを使ったレタッチのポイントはこちらの記事を参照ください。

なお、当サイトはアイドルカメコにおいてRAW現像を強く推奨しています。

今後の対策と振り返り

ここまで記してきましたが、結局のところ趣味であり、消費者が勝ち得たスペシャルイベントの権利なので、究極このサイトがどうこう語るのも野暮だとも思っています。

せっかくの推しとの時間ですから、肩肘張りすぎずにまずは全力で楽しむのがベストでしょう。

あくまでせっかく個別撮影会をやるなら高いクオリティを目指したい方向け…ということで。

という点を踏まえつつ、今回の単焦点でストロボをTTLにして挑むという作戦は自分にとって大成功でした。

作例についてはこちらのサイトをご覧ください。

とにかく喋ってたくさん表情を引き出すことが自分のやりたいことだと思っていたので、これからもし個撮をやる機会があってもこれを最適解として臨むと思います。

それだけRF85mmの描写力Profotoの性能も応えてくれて非常に素晴らしかったですね。

ライブフォトで使わないような機材なので、レンタルサービスやサブスクで個撮用に借りておくというのがオススメです。

その場合、機材レンタルサービスを使って一度試してみるのがおすすめです。

こちらの記事では、予算3万円で最高の写真を撮るためのプランを考えてみましたので、迷っている人はぜひ参照してみてください!

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