【2024年】ライブ写真を撮るならどのカメラとレンズを選べばいい?おすすめを厳選!

野外ライブの撮影設定はどうすべきか?暑さや雨対策おすすめグッズも紹介!

おすすめアイテム

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筆者はアイドルを中心に撮影するいわゆる「カメコ」なのですが、屋内だけでなく屋外ライブで撮影する機会は少なくないはずです。

リリイベのような販促イベントから、イコノイジョイのように富士急で行う大型ライブもあります。

「普段のカメコと違って撮影設定が分からない!」「雨対策が不安…」という相談をよく受けたりします。

この記事では屋外での撮影設定、および気をつけるべき対策やおすすめアイテムについて記していきます。

屋外ライブでの撮影設定(晴天)

  • シャッタースピード:1/1000〜
  • F値:好みでOK
  • ISO感度:オートでOK。最大値は400か800
  • ホワイトバランス:オートもしくは5200k程度

まず普段のライブと異なり迷うのは明るさです。

もちろんライブでは動きを止められるに越したことはないので、シャッタースピードを基点に明るさを考えたいところです。

経験上、少なくとも1/1000かそれ以上に早くしておくのがベターだと考えます。

そこからボケ味の好みで絞りを考え、シャッタースピードの調整をしていくと良いでしょう。ノーアイデアなら開放でいいと思います。

ISOについて、もちろん低いに越したことはないです。

晴天なら100とか200で丁度いいパターンもありますが、突然天候が変わる可能性も考え、上限400か800のオートにしておくのが本番中慌てないと思います。

もちろん、中級者以上で慣れているのなら天候に合わせてISOは手動で合わせるのが良いです。

ホワイトバランスについて、屋外については正直何とも言えないところです。

ただアイドルカメコはRAW現像を強く推奨しており、後で直すと考えると、目で見た景色と差分が少ない方がいいと思います。

よって、私ならオートにして機械に任せます。

屋外ライブでの撮影設定(曇り〜雨)

  • シャッタースピード:1/800〜
  • F値:好みでOK
  • ISO感度:オートで上限400 or 800でOK
  • ホワイトバランス:オートもしくは6500k程度

経験上、曇りならそこまで極端に光量が減るということはあまりないです。雨天でも日中であれば極端に変わらないかと。

そのため、シャッタースピードを基点に明るさを考えるという方針は変えないでOKです。

そのため、曇りで1/800〜。雨雲でも同様で、もし足りなければ1/640で良いでしょう。

F値は好みのボケ味から考え、特にノーアイデアなら開放でいいと思います。

ISO感度も案外光量が足りるので、大きくても上限800のオートで良いと思います。もちろん慣れていたらマニュアルの方が良いです。

ホワイトバランスも上記と同様の理由で、RAW現像する都合上、実際の光景と差分が少ない方オートの方が良いです。

野外ライブでの撮影設定(夜)

  • シャッタースピード:1/640〜
  • F値:好みでOK
  • ISO感度:上限1600のオート
  • ホワイトバランス:オート

夜の野外ライブですが、これはステージだけバチバチに照明が当たって明るいみたいなケースが多いです。

この環境によって大きく変わるので、基本は動体を止められる1/640で想定しておき、明るさによって速くしていくという考え方が良いと思います。

F値は好みでOKですが、万が一光量を稼いでおいた方が良いシチュエーションもある、くらいに気に留めておいて方が良いでしょう。

ISO感度はノイズが乗る可能性もあり、なるべく低いに越したことはないですが、これも環境によって変わるため、上限1600のオートが無難ではないかと考えています。

ホワイトバランス、こちらも会場の明るさや照明に大きく左右されるためオートで良いでしょう。

暑さによるカメラのオーバーヒート対策

特に夏の暑い時期の屋外撮影では、撮影者の熱中症対策のほかに、機材を暑さから守る必要があります。

暑すぎるとカメラがオーバーヒート状態となり撮影できなくなるリスクもあります。

誰でもできる簡易的な対策としては白いタオルを被せる、です。

カメラは黒い機材なので特に熱の影響を受けやすいので、白いタオルを被せることで熱を持ちにくくなります。

あと、使わない時間はカメラバッグの中に収納して遮熱したりするのも良いでしょう。

絶対NGな行為は、保冷剤や冷たいペットボトルなどを直接機材に当てて冷やすことです。

熱いものを急激に冷やすとカメラ内で結露が発生してしまい、サビやカビの原因となり、修理に大変なコストがかかる恐れがあります。

急な雨や放水からカメラを守る対策

筆者も経験があるのですが、2021年にイコラブとノイミーが富士急で行ったイコノイフェス・・・

山の天気は変わりやすく、突然の大雨が降ってくるという事態に私含め不慣れなカメコは大慌てだった記憶があります。

ちなみにこのライブは2022年以降、放水演出を行うことを予告するようになったので、もはや濡れるのは確定なのですが。笑

カメコが使うような機材は防塵防滴加工はされているとはいえ、機材を守るのは全て自己責任になります。

熟練のカメコからヒアリングしながら、筆者が行ってきた対策を記していきます。

ビニールのごみ袋を被せる

特に使用していない時など、カメラバッグに収納しつつカメラバッグや応援グッズごとビニールのごみ袋にしまう方法です。

安価で誰にでもできるのと、いざ使用するときになってもすぐ取り出せるので、咄嗟の判断として対応可能です。

なお、ごみ袋内に湿気がこもることがあるので、ビニール内の空気の逃がし口を作りつつ、ハンディファンを置いて通気しておくのがベストです。

レインカバーをつけて撮影する

撮影中に雨が降ってきたり、カメコタイム中に放水されるというめちゃくちゃな事態も対策しておく必要があります。

というか、イコノイジョイは確定で放水されるので対策必須でした。笑

こうなったらいつ水に濡れるかわからないので、レインカバーを用意して撮影するのが対策法です。

レインカバーを装着していれば、雨対策しながらレインカバーの中で撮影できます。

使い捨てのレインカバーならビニール製のこちらで十分でしょう。

ビニール製なので大雨の対策は難しいかもしれませんが、多少の雨で年1回程度の出番なら問題ないと思います。

例えばレンズが大玉の単焦点など、本格的な対策が必要ならVANGUARD社のシリーズが良いでしょう。

多少の練習が必要ですが、セッティングにそこまで手間がかからないので本番でごちゃつく心配もないのでおすすめです。

雨で濡れたらメンテナンスを念入りにしよう

撮影後のお手入れはいつも以上に念入りに行いましょう。

カメラは精密機械なので、水滴や濡れた状況で使用したものを放置しているとカビの原因になる恐れがあります。

また、寒い屋外から暖かい室内に入った際にも、温度差による結露の発生には気を付けるべきです。

いずれにせよ水滴は丁寧に拭き取ったりブロアーで飛ばしたりしつつ、温度差を極力作らないようにしましょう。

帰宅後には防湿庫などで急いで保管した方が良いでしょう。もしまだ湿気対策を行っていない場合、以下の記事を参照しながら早急に対策を行った方が良いです。

本記事では野外での撮影について触れてきました。

雨対策はよく質問を受けるのですが、極力シンプルなやり方で機材を守ることを考えるのがベストだと思います。


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